3歳児すみれ組 保育参観で劇遊びをしました♪
2024年2月16日 ブログ
2月15日(木)
今日は保育参観がありました。
参観の内容は「劇遊び」。絵本「てぶくろ」をしました。
お友達との関りが深まり、言葉でのやり取りが増えてきたすみれさん。
その分うまく伝えられなかったり、勘違いや聞こえなかったりでトラブルになることも。
また、お当番活動を通してみんなの前で話すことはあっても、たくさんの人の前で表現したり言いたいことを伝える経験はなかなか出来ない中で、楽しみながら表現する面白さを感じられるようにと、劇遊びに取り組むことにしました。
初めて「てぶくろ」の絵本を読んでもらいました。
次々出てきて手袋に入っていく動物に、「また来た!」「もう入れないよ~」と子どもたち。
そんな中、「わたしも入れて」「どうぞ」などの繰り返しはすぐに真似していました。
何回か読み聞かせをしていくうちに、動物の違いに気づいていきました。クマとネズミの大きさや強さの違いに気づくなど、動物に興味を持ちました。
「だあれ?てぶくろにすんでいるのは?」「○○よ。あなたは?」のやり取りをまねして、「だあれ?そこにいるのは?」と聞かれたら名前を言う、という遊びもしてみました。
色々な名前の動物が出てくるので、例えば「『おしゃれぎつね』ってどんな感じ?」や、「『はいいろおおかみ』って?」と聞くと、色々とポーズを考えてくれました。みんなの前に出て披露してくれた子もいました。
「寒い季節だからてぶくろに入りたかったんだよ」「どんどん手袋に入ってくると、狭いから『仕方がない』って言ったんだね」など、気持ちに気づくことが出来ました。
また、みんなで大きな紙に手袋を描いて色塗りをしました。大きな紙に筆で絵の具を塗るのは初めての経験でしたが、楽しんで作っていました。実際にみんなで入ってみると、やっぱりぎゅうぎゅうで、「せま~い!」の声が。
セリフなども覚えてきたところで、今度は役割を決めて動きながらやってみることに。
その動物になりきって、どう表現すればよいか考えながら言葉も言わなくてはならないので、動けば声が出ず、声を出せば動けず、と難しかったようです。
聞いてもらう相手に聞こえるように、聞いてもらえるようにするにはどこを見る?声の大きさは?この遊びを通して少し意識を持てるようになったのではないかなと思います。
楽しみながら遊ぶうちに、子どもたちは自然と「てぶくろごっこ」をするように。戸外遊びでも「わたしねずみ!」「はやあしうさぎする」と役に分かれてやり取りを楽しむ姿がよく見られました。
「劇を誰に見てもらいたい?」の質問にやはり「ママ」「パパ」「おうちのひと」と子どもたち。保育参観で発表しよう、というと恥ずかしそうでした。
いよいよ参観当日。たくさんの保護者の前で、表現する楽しさ、言葉を聞いてもらう難しさをそれぞれの姿で披露してくれたすみれさん。いつもと少し趣向の違った保育参観でしたが、子どもたちはとても楽しんでいましたね。
これからも表現することを楽しんでいきたいと思います。
参観までの過程をドキュメンテーションにして廊下に貼り出してありますので、ぜひご覧ください。